放射線とは
放射線は、透過力のある光の一種で、紫外線よりも波長が短いX線やガンマ線、高速で飛ぶ電子の流れである電子線などがあります。X線やガンマ線は、空港での手荷物検査、病院のレントゲン検査やがん治療、さらには注射器などの医療器具の滅菌に欠かせません。電子線は身近なところではテレビのブラウン管を内側から光らせていますし、自動車のタイヤやプラスチック製品の加工、塗装の仕上げなどのほか、X線やガンマ線と同様に衛生用品や医療器具の殺菌・滅菌にも使われています。
ときどき「放射線」と「放射能」と混同する人がいますが、「放射能」とは「放射線を出す能力」のことで、まったく意味が違います。ちなみに、放射線を出す(能力を持つ)物質のことを放射性物質といいます。
天日干しの魚が日光を出すようにならないのと同じで、放射線を当ててもその食品が放射線を出すようにはなりません(放射能を持つ・帯びることはありません)。
放射線の知識と教養 アニメーション(QST放医研)
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放射線被ばくに関するQ&A (QST放医研)
出前授業の中で出た質問のQ&A集 (放射線教育支援サイト「らでぃ」)
様々な放射線利用例と必要な線量
放射線利用の経済規模調査(平成27年度)内閣府