遺伝子組換え食品

一緒に考えてみませんか!?遺伝子組換え食品のこと

遺伝子組換え食品は、本当に危険なものなの?

皆さんは、「遺伝子組換え食品」と聞くと、どのようなことを連想しますか。

豆腐や納豆を購入するときに、「遺伝子組換えダイズ不使用」などという表示をよく見かけると思います。使ってないものをわざわざ表示するということは、遺伝子組換え食品は体に良くないのでしょうか。


食品に対する不安原因等について様々なアンケート調査が行われておりますが、「遺伝子組換え食品」に過半数の方が少なからず不安を感じているという結果が出ています。


私たちも、遺伝子組換えという言葉は見聞きすることはあっても、よく意味が分からない、調べてみても難しい専門用語の壁、遺伝子組換え食品を食べて体に悪いのではないかなど、漠然とした不安や疑問を感じていました。
そもそも「遺伝子組換え食品」ってどういうものなの?

 

どんな活動をしてきているのか

食のコミュニケーション円卓会議では、遺伝子組換え食品について正しい知識を学びたいと考え、2009年度から遺伝子組換え食品を主要テーマの一つとして取り組み、専門家にお願いして勉強会を行ってきました。

はじめに、遺伝子組換え農作物の世界での栽培実態や安全性評価などの仕組みについて知りたいと思いました。
次に、遺伝子組換え農作物のメリットや新しい可能性とともに、環境への影響や、食品として見た場合の問題点が指摘されていますので、その点についても勉強してみようと思いました。


2010年も引き続き、学びや意見交換などを続けるとともに、遺伝子組換え作物の展示ほ場などへ出かけ、組換え作物を実際に見たり、除草されていない畑の除草体験も行う予定です。

学びや体験で得られたその成果を少しずつでも発信していきたいと思います。


 学習会
2010年5月 「遺伝子組換え作物を巡る日本と世界の状況について」
   〃  3月 「GMOの遺伝子組み換え作物の環境への影響について最新の知見」
2009年6月 「遺伝子組換え技術作物のリスクコミュニケーション」
  〃  5月 「品種改良の長い道のり」
〃  3月 「遺伝子組換え 最先端」

 見学会
2009年8月 (独)筑波農林研究団地
 「一般農場と遺伝子組換え作物隔離圃場の比較見学会・講演会 」

遺伝子組換え農作物についての情報

冊子「みんなで考えよう遺伝子組換え農作物・食品」
この冊子は2部構成になっています。第1部は基礎知識、第2部はいくつかの話題に対して賛成側と反対側で交互に意見を述べ議論する形になっています。

食のコミュニケーション円卓会議は、筑波大学が代表機関を務めるプロジェクト「形質転換植物デザイン研究拠点」の助成を受けて、農業生物資源研究所遺伝子組換え研究推進室(現農研機構企画戦略本部新技術対策室)と筑波大学の協力を得て、平成24年3月にこの冊子を作成しました。
これまでは、新しい情報を加え改定を行いながら、農研機構のホームページからpdfファイルをダウンロードまたは冊子を配布しておりましたが、冊子を廃止することになりました。
この機会に、広く周知するために、食の円卓コミュニケーション会議のホームページからもダウンロードできるようになりましたので、ぜひご利用ください。
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